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トラネコボンボン ほうろうお弁当箱 M (D柄)
商品コード:99202-02

商品仕様: ヨコ約17.6×タテ約10.7×高さ約5.7cm 容量630ml 鋼板琺瑯仕上
商品説明: トラネコボンボンさんのホウロウ弁当箱

トラネコボンボンを主宰する料理人・中西なちおさんの著書「記憶のモンプチ」(二〇一三年 ギャルリ百草刊)は、次のような言葉から始まります。
「地震がやってきて二週間何もできなくてごめんなさい。地震がきて、おともだちにれんらくをして、何か必要なものはないかとたずねたら『動物の絵をかいて毎日送って』と言われました。少しずつできることをはじめようとおもいます。二〇一一年三月二七日」
毎日一枚ずつ描かれた絵の方々にちりばめられる、キラキラした言葉にうなずかされたり、ナンセンスな会話にくすりとさせられたりしながら、絵の力の凄さをしみじみと感じました。
猫がテーマのカタログを作ろうと思い立った時、最初に浮かんだのが「トラネコボンボンさんに絵を描いて欲しい。」ということでした。そして、料理人であるトラネコボンボンさんの絵は、真っ白いホウロウ製の弁当箱に描かれるのがふさわしいと決まっていました。
毎日忙しすぎるトラネコボンボンさんですが、運良く、8ヶ月後の空き時間を使って描いてもらえる話になって、それまでに弁当箱の生地を作っておこうと、さっそくに動き始めたのです。
絵のお願いをした時から、弁当箱はオーバル型で作りたいと思っていましたが、当初は、このかたちのホウロウ弁当箱を作ることがどんなに難しいことか、まったく想像していませんでした。
ステンレスやアルミのオーバル型弁当箱はさほど珍しいものではありません。型代は少々値が張るにしても、それらと同じ理屈ですぐ出来ると考えていたのですが、ホウロウ用鋼板のプレス加工を小ロットで請け負ってくれる工場が、今や日本にほとんどないということ、何よりも、それ以前にホウロウ用鋼板のプレス型を作ってくれる工場がまったく見つからないことなどなど。
なぜなのか未だに理解できませんが、丸なら作れるが楕円は精度的に無理だとか、出来るには出来るが一型で五百万円はかかるよとか。ご、ご、ごひゃくまんえんですかー?
思いもしていなかった返答が続き、半年間、日本全国、ほんとうにいくつもの工場をあたって、ようやくなんとかなる方法が見つかった時には、タイムリミットまで残り二ヶ月です。この二ヶ月で型を完成させて、生地を試作して、型を微調整して、もう一回試作してホウロウ掛けして、云々。
そして、なんとか間に合いました。大小二つの弁当箱を並べると、なんて素敵な眺めだろうと感慨一入。
弁当箱に合わせて、ホウロウマグカップも作りました。
小売価格: ¥4,730
在庫状況: 在庫あり
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中西 直子(なちお) 
1973年 高知県生まれ。料理人。
旅するレストラン・トラネコボンボン主宰。
「動物新聞」編集発行人。