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幾何学ブックカバー(文庫・新書判用)A
商品コード：15303-01

こちらは　01　の注文ページになります。

ブッックカバーは本のディテールをデザイン化したものをあしらっています。
ブックマークと併用すると双方の絵がつながり、別の形に飛び出すような仕掛けになっています。
タイベックスというポリエチレンの繊維から生まれた不織布で、切れずらく丈夫で、使い込むと繊維の起毛が楽しめる素材です。
商品仕様： 用紙サイズ/32.5×22.8cm　タイベック（高密度ポリエチレン不織布）　日本製
商品説明： 幾何学のプロダクト
サイトヲさんは、本の装丁や制作のかたわら、普段から即興的な感覚でドローイングを試み、そこから生まれる形をデザインに還元していく作業をしています。それは、実際に時間と身体を使わないと、ものの形が磨かれないと考えるからなのだそうです。
古い書物の誰かがデザインした文字組みや余白、前所有者の書き込みやシミなどを見て、そこに現れてくる図形や線を紙面に塗りつぶすという「意味」と「非意味」を思いながら、終わりのないレッスンを行います。
その反復は、人や時間が残した「記憶」と自分の「記憶」を重ね合わせて形を生み出す「記しを憶う（シルシヲオモウ）」行為とも言えます。デザインの表象が「記号」として機能していることを実感しながら、時間軸を感じる新しいデザインを生むひとつの方法にもなっているのだと思います。
今回カタログのためにデザインされた本にまつわるアイテムのすべては、こうしたドローイングから生まれた平面構成を元に作られました。
小売価格： ￥385
在庫状況： 【在庫少】
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ブックカバーに添えられている文章は、自身の作品づくりの理念ともしているステファヌ・マラルメの「Tout dans le monde existe pour finir comme un livre（世界は一冊の書物に至るために作られている）」という言葉と、書肆サイコロの名前の由来となった「UN COUP DE DÉS JAMAIS N'ABOLIRA LE HASARD（サイコロの一振りは決して偶然を排さないだろう）」という言葉だそうで、難解さをもって世に知られるマラルメの詩と思索からの言葉ですから、もちろん本意をつかむまでには及びませんが、それでもなんとなく、書肆サイコロの世界観の中で分かったような気にさせられるのです。