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山形鋳物 鉄瓶(黒) 販売終了
商品コード:50061-01

写真手前が、50061-02 山形鋳物 鉄瓶(茶)、奥が 50061-01 山形鋳物 鉄瓶(黒)です。 また、今回の鉄瓶にぴったり似合う鍋敷きを、鍛鉄作家の加成さんに作ってもらいました。(86340-01 鍛鉄鍋敷きS・86340-02 鍛鉄鍋敷きM)
商品仕様: w20.5×d16×h22cm 満水1.7リットル 本漆焼付け仕上
商品説明: なんの本だったか平松洋子さんの書かれたものに、鉄瓶の「慣らし期間」のことを、試練と辛抱の日々だったと振り返っていらっしゃったのが、ずっと頭に残っていました。鉄瓶って重いし、錆びるし、怠惰な人には向かないんだろうなと思いつつ、鉄分をたっぷり含んで沸いたお湯が、どれくらいまろやかでおいしいものなのか試してみたいと、気になり続けてもいたのです。鉄瓶は、内側を洗っちゃいけないのです。使い始めは必ず毎日湯を沸かし、使い終わったらすぐに乾燥させなくてはいけません。やがて、内側全体に白い粉を吹いたような湯アカが皮膜となって、錆びなくなってくるのを待つのです。慣らし期間に、うっかり水気を残してしまうとあっという間に錆び付いて、タワシでこすり落とせば再び慣らし期間の振り出しに戻るという始末。けれど平松さんがおっしゃるに、すっかり湯アカに覆われた錆にも強い鉄瓶がいったん完成すると、これひとつっきりで十分で、やかんや湯沸かしポットがもう使えなくなるほどなのだそうです。よし、それでは倉敷意匠好みの鉄瓶を作って使ってみようというわけで、山形の増田尚紀さんに相談したのです。ふだんの増田さんのデザインは、洗練された美しいものばかりですが、倉敷意匠としては、アラジンの石油ストーブに乗せても似合う感じと言うか、あまりモダンになりすぎない普通のやかんのような形の鉄瓶が欲しいと思ったのです。薪オーブンの時代のフランスの鉄製ケトルの写真をお見せして、実際の図面は、おまかせで引いていただきました。思い通りに出来上がった鉄瓶との長い長い付き合いが、これから始まろうとしています。ほんの先日見せていただいた、ゆっくり丁寧にすすめられるその制作行程を思いだすと、なんだかしみじみともしてくるのです。
※2013年4月 価格改定
小売価格: ¥30,800
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左)注ぎ口のわきに「尚」の銘入り。
  7分目までお水を入れるとして、1.2リットルの容量。肉薄なので、見た目より、案外重くなくて使いやすいのです。
右)普段使いの”やかん”として使えるようにデザインしてもらった鉄瓶。このようなS形の注ぎ口だと、水切りがとても良いのです。

増田尚紀 鋳金家・デザイナー。
1949年 静岡県生まれ。1977年山形市に移り住み、20年間にわたって菊地保寿堂にて「WAZUQU」ブランドを確立。
1997年に独立して「鋳心ノ工房」を設立する。
日本クラフトデザイン協会会員、東北芸術工科大学非常勤講師。
 
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