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商品説明： |
ミツさんのティッシュケース
たいていの家庭において、ティッシュペーパーは必需品だと思います。しかし、市販のティッシュの紙箱そのままが（どういうわけだかいつも余計な模様で飾られているので）、部屋の中に置かれてあることに抵抗を感じてしまう人ってけっこう多いのではないでしょうか？
ミツさんのご主人は少々鼻が悪いのだそうで、ティッシュが手放せません。その分、ティッシュ自体の紙質にもこだわりがありますが、まずは、楽に持ち歩く（家の中で）ことができないと困ると言います。木製やプラスティック製のお洒落なものも時々見かけますが、重いのだそうです。やっぱり、軽い方が良い。すると、布のカバーが一番！ 布だったら洗えるし。でも、いかにも主婦の手づくりですみたいなのは好みでないので、何も柄がない、しっかりとしたキャンバス地で、できればロックミシンなんかの処理ではなく、ちゃんと折り伏せ縫いになっていて、ずっと使える丈夫なものがいい。ならば、そのティッシュケース、うちで作らせてくださいと名乗りをあげたわけです。できるだけすっきりして見えるものにしたかったので、ティッシュの紙箱ぴったりのサイズで作りたい。そして、表からはミシンのステッチがどこにも見えない工夫をしたいと考えました。
あれこれ縫製工場と相談して、なかなか美しいかたちのティッシュケースが出来上がりました。裏面をホックで留めるというのも使いやすそうです。ミツさんも、こういうのだったら欲しい！ と即座にお返事くださいましたが、ひとつ問題が。市販のティッシュは、商品ごとにサイズが実にまちまちなのです。背の高いのと、低いのと２種類くらいはあるんだろうなとは思っていましたが、ミツさんが調べてくださった結果は右ページの通りです。なんで、各メーカーが歩み寄って統一規格で売り出さないんだと恨めしいばかりですが、しかし、やはり、ほぼすべてのティッシュに対応できないのでは、作ることの意味が半減してしまいます。苦肉の策として、厚さ1cmの中敷をいれることで、高さの誤差を調整してもらおうということになりました。それでも、３サイズのティッシュケースが必要となります。同時に進行している蚊帳生地ふきんの色に合わせて5色を糸染めすることは決めていたので、３サイズ×5色=計15種類。なんとも非効率なアイテムと言えなくもないですが、他にこんなことをしそうな会社も見当たりませんので、それはそれですばらしいことかも、と思い直しました。
ミツさん好みの5色は、並べてみるとうっとりするほどに仕上がりました。急遽、携帯用のミニティッシュケースも作ってしまいました。 |
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